2022
夜景を吊るす/ 保存食を灯す　営みのモチーフ --  高層マンションの場合
積もる雪の中、保存食の吊るされている風景が架空の記憶として私の中に存在している。
記憶から取り出された、おぼろげなそのシルエットは甘いゼリーとなった。
食べ頃かな、そう言って私は部屋の明かりを消した。

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